「家族葬」の場合、一般の方は弔問に行ってはいけないのでしょうか?
そもそも、家族だけで弔う葬儀を「家族葬」と言い、本来「密葬」と同じく、周囲に公表せずに行うものを意味しておりました。
しかし、「家族葬」でも、新聞のおくやみを出したり、葬儀看板を出す等、公表をする当家が増えており、本来の「家族葬」の意味ではなく、「家族中心のご葬儀」を意味するものと変容して参りました。
「家族葬」ではあっても、故人様にお世話になった方やお知り合い等は、やはり「お別れをしたい」「せめてお香典だけでも渡したい」と希望するのが一般的です。
よって、現在は、一般弔問・会葬者は、お式の前に来館頂き、お香典を渡し、ご焼香・お別れをしたらお帰りになり、寺院儀式はご家族のみで行う形式が増えて参りました。
この場合、一般弔問・会葬者のお別れ時間を「自由焼香」として掲示し、時間内のお好きなタイミングでご来館頂く等、密を回避したお別れができます。
故人様の社会的立場や人間関係が、ご葬儀の参列規模に現れた時代は終わり、今こそ、故人様へ本当に会いたい方、お礼やお悔やみを伝えたい方が、「自由焼香」という形でお越しくださいます。
「自由焼香」と「家族中心のご葬儀」で、悔いなく故人様を送って差し上げて下さい。
- 2022年06月27日